ゲストコントロール

ゲストコントロールとは?

ゲストコントロールとは、ショーやパレード、アトラクションを観覧・体験するお客の案内・誘導などを行う仕事のことです。ゲストコントロールキャストや、略してゲスコンとも言われます。

先ほどのとおり、ショーやパレードがある仕事場ですから、当然遊園地などでしかありません。最もゲストコントロールで有名なのは東京ディズニーランドです。そのほかにも遊園地は数多くありますが、ポイントはゲストコントロールとしての採用となっているかです。小さい規模の遊園地では、たとえパレードなどがあっても一般のスタッフがゲストコントロールの役割を担っていることも少なくありません。

さて、ゲストコントロールの具体的な仕事内容ですが、お客様=ゲスト、をパレードやショーが見られる場所への案内、道を横断するゲストの通路の確認、ゲストからの質問の対応が主な内容となっています。ゲストの安全はもちろんゲストコントロールにかかっていますし、どれだけゲストが楽しめるかも、このゲストコントロールの腕次第なのです。常に立ち仕事であり、動き回る仕事ですすから当然体力に自信がなければやっていけません。また、接客が得意であったり、音響や雑音に負けずに案内できる大きな声があれば、なお、やっていける仕事です。

ゲストコントロールになるには

ゲストコントロールになるには、正社員の道もありますが、一番の近道はアルバイトでしょう。ここでは、東京ディズニーランドでの流れを紹介します。

まずは、他の様々な職と同じように面接を受けることとなります。この面接を受けることで、希望勤務条件や適正が、ディズニーランド側のコンピューターに登録されます。ここで、その希望勤務条件と適正が募集要項と合致すると、採用の案内が届きます。この時点ではまだ配属先はわかりません。

案内のもと入社手続きを行い、導入研修を受けます。ここでは、ゲストコントロールのための研修内容ではなく、ディズニーランドで働く社員すべてに共通する、ディズニーの哲学、ビジネスなどについて学びます。この導入研修を受けた後、所属部門の担当者によって配属先が言い渡されます。ここでやっとゲストコントロールとしての名前がつくのです。

そしてこの後に、OJT(実地研修)を受けることとなります。この研修が3〜4日。ゲストコントロールは3日間が一般的です。実際に配属先のトレーナーから研修を受けます。

ここまできて、ようやくゲストコントロールとしてデビューすることとなります。こうやってみると、他の職種と同じような流れになっていますね。普段あまり触れられない職種だからといって、門戸は狭いわけではなさそうです。